昨日は、友人のNさん宅の灯油タンクの延命修理です。
Nさんは、この様に漏れた石油をビニールで空きタンクへ導いてなんとかしのいでいました。
今回の灯油漏れの原因は、こちらの水抜きキャップの経年劣化でした
さっそくメーカーの部品センターに部品の手配をしましたが
入手不能との回答です
ここから部品センターの方と押し問答
なんで劣化するとわかっている部分の部品が入手不能なんですか?
「部品センターさん、無言」
灯油が漏れたままでいいんですか? 通常の故障ではなく「灯油漏れですよ」
またまた「部品センターさん、無言」
また メーカーさんに嫌われるやりとりを、してしまいました。
メーカーさんに嫌われるのも仕事の一つです。
男はいつもつらいです。
で、本題です。
水抜き栓が、この様に劣化して、ひび ひびのポタポタ漏れです
通常の故障なら、「部品が有りませんのですみません」ですが
今回は、灯油が漏れている為、ほってはおけません (危険ですから)
で、むりくり修理の始まりです。
まずは、このポリタンクへ満タンの90リッターを抜き取ります。
この作業が、けっこうたいへんで。
抜き取りが終わるとこんな感じです。
タンクの底部に、結露水によるさびの固まりです。
タンク内部のお掃除と錆び取りの開始です。
タンクのお掃除中は、こんな感じです。
小雨の降る中で、手も足もカチカチです。
これだけの錆びが出て来ました。
はい、この位錆びの固まりも取れて、タンク内部の清掃は完成です。
続いての工程は、マイねじ切り機君の登場です。
このねじ切り機を使用して、部品の入手不能な水抜き栓を
水抜きバルブ使用に改造工事をさせていただきました。
はい完成、
めでたく、水抜き栓が、水抜きバルブに成りました。
実は、けっこう大変な作業なんです。
最終工程の、抜いておいた灯油の再度注入です
息子とコンビネーションで90リッターを戻し入れて完成です。
実践訓練の為に友人宅なので長男とのタンク修理でした
父より息子へ一言「手も足の指もかちかち しかも部品の入手も不能
でも何とかしなければならない。
お父さんて大変な仕事だろぉーーー。」
息子より一言「苦笑いで」「無言」 でした。
息子に電気店の心中複雑な思いが伝わったのかは「はてな」です。
石油漏れも無事収まり危険が回避出来てほっとしたの巻きでした。
*今回のタンク改造は友人のNさんと私の自己責任の改造です
一般の方からの御依頼はお受け出来ません、ごめんなさい。
製品の改造行為は、大変危険です、業界ではNGです。
㈱ヒカリ電機 大金より。